よくある質問
-
予防歯科について
-
訪問歯科について
-
予防歯科で歯並びは良くなりますか?
イメージをしている矯正治療で歯並びを良くすることは出来ませんが、虫歯によって歯をなくしたり、歯周病で歯がグラグラする事による歯並び悪化の原因を予防歯科は防ぐことが出来ます。
-
ホワイトニングに効果はありますか?
ホワイトニングとは歯を専用の薬剤によって漂白し、白くする治療なので、検査を中心とする予防歯科での効果はほとんどのぞめません。
(注)予防歯科は歯のクリーニングだけではありません。 -
痛くありませんか?
予防歯科は検査中心で治療をメインとしておりません。ですので従来の歯科治療のイメージとは違うと思います。
-
自宅でできるケアはありますか?
歯周病を予防するのか虫歯を予防するのか
各家庭・個々によってケアの方法は違いと思いますが、大事なことは歯周病を予防するケアなのか虫歯を予防するケアなのかということです。歯周病菌と虫歯菌は全く別物なので、同じケアをしていると細菌による感染症を防ぐことが出来ない場合もあります。
歯周病菌予防で最低限必要なもの
・毛先の細い歯ブラシ
・歯間ブラシ(専門機関がすすめる適正なサイズ)
・マウスウォッシュ(口をゆすぐ洗口剤)
虫歯菌予防で最低限必要なもの
・歯ブラシ
・フロス(糸ようじ)
・フッ素入りの歯磨き粉(3歳までのお子様はフッ素ジェルをおすすめします)
ただ、上記で挙げたもの以外にも超音波ブラシ・1本ブラシ・ウォーターピック・フッ素洗口剤なども付加価値としてはいいかもしれません。とにかく、歯周病のケアと虫歯のケアは違うものなので、必ずかかりつけの歯医者さんでケアの仕方の確認をしていただくのが、ホームケアの第一歩です。 -
妊娠しているのですが、予防歯科通院で赤ちゃんに影響はありませんか?
赤ちゃんにとってもいい影響が期待できる
悪い影響はないと思います。むしろいい影響のほうが多いと思います。
妊娠時期でのお口の中との問題点は、
①妊娠性歯周炎
②体調不安によるブラッシング精度の低下
③嗜好品の変化に伴うお口の中の状況の変化
④細菌による低体重出産の誘発
などが挙げられます。
これらの問題点のほとんどはお口の中のばい菌感染によるものなので、「感染症を防ぐ」予防歯科を行うことは、赤ちゃんにとっては良い影響があるといえます。ただし、妊娠期は体調が不安定になりやすいですので、母子身体の状態を考慮し、通院は安定期に入ってからをおすすめします。 -
予防歯科で歯周病を防ぐことはできますか?
防ぐことは可能だけど
虫歯同様、感染症である歯周病を予防歯科で防ぐことは可能ですが、治すことは出来ません。もし、歯周病が発症している場合は検査をした上で、適切な治療を行い、そこから予防歯科で感染症を防いでいくことをおすすめします。 -
どのくらいの頻度で通院すればよいですか?
リスクレベルによって頻度はそれぞれ
あくまで、お口の中の感染のリスクレベルによって通院頻度は大きく異なります。まず、自身のリスクレベルを知ることが重要であると思われます。 -
何歳から通うと良いですか?
目安は1歳6ヶ月
当院では、生後6ヶ月から通われているお子様もいらっしゃいますが、目安として1歳6ヶ月児健診を受けられてからの初通院をおすすめしております。何故、1歳6ヶ月から歯のことが大事になるのかというと、その後の約26ヶ月が「感染の窓」と呼ばれる、最も虫歯菌に感染しやすい期間だからです。 -
虫歯ができてから予防歯科に通っても効果はありませんか?
次の虫歯を予防するために
虫歯ができたということは、お口の中に「感染症の火」が灯った状態ということが言えると思います。そして、その「感染症の火」を消すことが予防歯科の役割ですので、十分効果はあると思います。 -
予防歯科はどんなことをするのですか?
「感染症の火」を消して新たな虫歯が生まれないように
まず、予防という言葉の大事な所は、「感染症を防ぐ」ということです。むし歯も歯周病も口の中で広がる細菌による感染症です。それらの感染症(むし歯・歯周病)は削って詰めるだけの治療を行っていても、どんどん広がっていきます。例えば、むし歯の治療を終了してから、数カ月後にお口のメンテナンスに行って、新たなむし歯が見つかった!などという経験はありませんか?また、見つかったむし歯をキレイに治して満足していませんか?
決して、削って詰めるということが悪いことではありません。しかし、治療だけでは「感染症の火」を消すことは出来ません。
「感染症の火」を消すためには、歯を削る前に、お口の中の感染症の検査を行い、まず自身のお口の中の感染状態を把握することが非常に大事になります。
「感染症の火」をまず消してから、治療を行うことでより長い時間歯の健康を保つことが出来ます。当院の予防歯科では、感染症の原因を探るためにお口の中の写真・レントゲン写真・ツバの検査・歯周病/歯の汚れの検査・3日間の食事内容の確認・位相差顕微鏡による細菌チェックなどをおすすめしています。
治療前に万全の感染予防を
医科でも、病気に罹った方をいきなり手術することはありません。まず事前に精密な検査をして万全の感染予防をしてから手術にのぞむように、当院でもいきなりむし歯をみつけて削り出すだけで終わらすのではなく、まず治療に入る前に検査を行い、患者様一人ひとりの感染のリスクを把握した上で治療にのぞみたいと考えております。
-
お支払いはいつ、どのようにすればよいですか?
当月診療分は月末締めにて月まとめで翌月にご請求させていただきます。次回訪問診療時にスタッフへ直接お支払い頂くか、翌月末までに指定口座の方へお振込みをお願いします。また、口座引き落としはできませんのでご了承ください。
-
家族や介護者の同席は毎回必要ですか?
必ずしも毎回の同席は必要ありませんが、お口の状態の説明をお伝えしたい場合にはご家族様もしくは介護スタッフ様へお声がけさせて頂きます。お仕事等でお忙しいご家族様へは郵便等で情報提供させて頂いております。提供する情報としては、訪問日時・治療内容等報告書・明細書などがあります。また、検査をした場合には、検査結果(口腔内写真、レントゲン画像、歯周病検査結果など)もご提供します。
-
介護保険は利用できますか?
介護保険証があれば利用可能
介護保険証をお持ちの方でご自宅療養中の方はご利用可能です。ただし、医療行為に関しては医療保険での適応となりますので、医療保険と介護保険の併用となります。医療行為としては、診察・治療行為はすべて当てはまります。日常生活において気を付けるべき留意点や口腔衛生指導などの管理指導については、介護保険適応が可能です。
また、介護保険をご利用の際には担当ケアマネージャー様と連携の上、担当者会議をお願いしていますので、担当ケアマネージャー様の名前や所属事業所名、連絡先を教えて頂くなど、ご協力をお願いします。 -
子供でも訪問歯科治療を受けられますか?
持病や障がいなどで通院が困難な場合は利用可能
ご持病や障がいなどで歯科医院へ通院困難な場合はご利用可能です。一時的な怪我などによるご利用はできません。ご不明な場合はお問い合わせください。診断証明や障害手帳などの用意は特に必要ありません。訪問歯科の適応になるかどうかは担当歯科医師によって判断しますが、治療に際して必要がある場合は、主治医に情報提供をお願いすることもあります。
また、入所型の障害者支援施設や福祉型障害児入所施設、医療型障害児入所施設への訪問も適応可能です。 -
口腔ケアだけで訪問は可能ですか?
もちろん可能です。定期訪問時に歯科医師や歯科衛生士による専門的な口腔ケアをすることで、お口の状態を健康に保ちましょう。ただ、健康のためには毎日のケアが何といっても大切です。毎日のケアが適切にできるよう、介護者様と一緒にサポートしていきます。
食べづらい、飲みづらいといった症状は食事療法やリハビリを提案
また、食べづらくなってきた、飲み込みづらくなってきた方は、のどの筋力が弱ってきているかもしれません。その場合は、必要に応じて頸部聴診や唾液の飲み込み検査や食事の様子の観察をするなどの検査をします。その後、食事の形態が適切であるかどうか、食事風景を見させてもらって診断し、状態に合わせて、具体的なメニューや食事形態をアドバイスさせて頂く食事療法や、必要なリハビリメニューのご提案をします。
ご持病があっても、美味しく食事が摂れるようにリハビリを行い、咬む・飲み込む筋力の低下を予防しましょう。 -
入院先の病室や入所施設への訪問はしてもらえますか?
歯科の標榜のある病院以外なら訪問可能
もちろん可能です。ただし、高知医療センターや高知大学医学部附属病院など歯科の標榜のある病院へはお伺いできません。また、訪問歯科を利用される場合は、入院先や入所先のスタッフの方へ、必ずご相談ください。かかりつけの先生がいらっしゃる場合、施設の方針や患者様のご希望によって対応方針が異なりますので、事前にご確認をお願いします。 -
用意しておくものはありますか?
初回は保険証とお薬手帳を
初回ご訪問時に保険証とお薬手帳がありましたら、ご準備ください。保険証がない場合、保険資格喪失とされて保険治療が受けられず、実費での診療となります。紛失や破損の場合は再発行の手続きをお願いします。生活保護受給世帯などは、他科への受診時と同様の手続きをお願いします。
お薬を服用中で、お薬手帳をお持ちでない方は、お薬の名前がわかるものをご提示ください。もし、不明な場合、主治医(もしくは処方薬剤師)に情報提供を頂くこともあります。
治療に際して必要なものはすべて当院で準備しますので、ベッドの上でも、お椅子でも、一番楽な状態でお待ちください。また、歯科医師もしくは歯科衛生士が直接お伺いしますので、治療の前にお体の状態や療養状況など、できるだけお聞かせください。当院からご提案できる療養支援内容の参考とさせていただきます。初回訪問時は説明書を用いてご説明します。 -
訪問頻度はどれくらいですか?
治療が必要な間は週に1回程度、その後は1,2ヶ月に1回程度
・歯が痛くて神経の治療が必要な場合
・虫歯治療(詰め物)の必要な場合
・入れ歯の作製が必要な場合
・歯茎の腫れや痛みがあり、治療が必要な場合
上記の状態など、お口の状態に不具合があり、治療を要する場合には、週に1回程度のご訪問にて治療を進めさせていただきます。不具合がなくなった後は、1ヶ月に1回や2ヶ月に1回、3ヶ月に1回など、患者さんの希望(家族との時間調整や費用面、ご本人の意向など)や状態に合わせた頻度での定期訪問にてお口の健康を維持していくことをご提案させて頂いております。
毎日の適切なケア方法をやさしくアドバイス
定期訪問診療の内容は、検診・日常ケア方法の確認・歯石除去や歯の機械清掃・義歯の超音波洗浄・虫歯予防処置(フッ素塗布)などとなります。また、毎日の適切なケア方法について、ご本人様や介護者様へ訪問衛生士よりやさしくアドバイスさせていただきます。また、定期訪問時に必要なケア用品(歯ブラシ・歯磨き粉や入れ歯の洗浄剤など)を療養先までお持ちすることもできますので、ご希望の方はお声かけ下さい。 -
時間はどれくらいかかりますか?
通常30分から1時間程度
治療内容により前後しますが、通常30分から1時間程度の診療となります。入れ歯作り、入れ歯の調整、歯周病ケアもそれぞれ30分から1時間程度の診療時間の予定をお願いしています。ただし、入れ歯の修理の場合は1時間以上かかることもあります。お体の状態にあわせて、調整させて頂くことも可能です。 -
費用はどれくらいかかりますか?
おおむね1回の訪問で1500円程度の負担
治療の内容により前後しますが、医療保険が1割負担の方の場合、1回のご訪問につき、おおむね1500円程度のご負担になります。介護保険の利用に関しては、担当のケアマネージャー様との連携にて対応させて頂いております。その他移動費や交通費を別途に頂くことはありません。
目安として、上下総入れ歯を新しく作成する場合は、仕上がりまで4回ほど回数がかかり、費用は型取りから完成までの総額で12500円程度かかります。(在宅療養中で1割負担の方の場合)施設入所の方や、負担割合の異なる方はまた費用の変動があります。歯周病治療に関しては、1回のご訪問につき約1500円~2000円程度になります。残った歯の本数、在宅療養か施設療養か、介護保険を使用するかどうかによっても変動します。 -
どんな人が訪問歯科を利用できますか?
持病や障がいなどで通院が困難な人への医療サービス
訪問歯科は、ご持病や障がいなどで、歯科医院への通院が困難な方がご利用できる医療サービスです。一時的な怪我や精神不安定、妊娠等による通院困難な場合は、保険審査で認められない可能性があります。また、説明事項(面談時の説明事項)に同意いただけない場合は、お断りさせていただくことがあります。